ご質問はこちらまで
当サイト「スポーツとまちづくり」ではスポーツによって得られる健康効果や地域を活性化させる理由を紹介しています。 当サイトに関するご質問やご不明な点は【こちらまで】お願いいたします。
スポーツ振興における課題
地域を活性化させる方法のひとつとしてスポーツによる地域振興に注目が集まっていますが、必ずしも成功するとは限りません。地方自治体がスポーツをテーマにして地域の活性化を行った際に考えられる課題をみてみましょう。
利用時期と施設の大きさ
北海道や東北など降雪地帯では屋外施設の利用には期限があります。そのため通年で利用することができないといった問題が生じます。また、通年利用できる施設であっても、施設自体のサイズが小さかったり古くて必要な設備が不足していたりと施設自体に問題がある場合もあります。施設の修繕やリフォームにはかなりのコストがかかるため現実的な問題として誘致できないといった課題があります。
交通機関が偏る
首都近郊でスポーツイベントが開催される場合、観戦に来る人は地方都市だけでなく首都圏からも多く訪れます。その場合使用する交通機関が偏ってしまいがちになり、渋滞を引き起こす可能性があります。渋滞があまりに続くようであれば問題視される場合もあるため、イベントの開催にも影響を与えてしまうかもしれません。
周辺環境が乏しい
施設が整っていても周辺に観光客を呼べるような魅力のあるスポットがない場合や観光スポットがあっても人材やノウハウが乏しく集客には至らないといった課題もあります。周辺の環境が充実するとリピーターの獲得にもつながるため、魅力ある環境作りは重要です。
収容力が低い
課題となるのはスポーツを行う施設だけではありません。集客に結びつけるには周辺の環境や収容力がポイントとなります。大会やイベントのおかげでたくさんの人が集まったとしても宿泊場所がなければその場所に長く留まることは難しくなります。集客数を集めたいのであればそれなりの人数を呼び込むことができる宿泊施設は必要不可欠です。
環境の変化に合わせて対応する
これらの課題は実際に着手しているからこそ分かったデータですが、自治体によってもその内容は大きく違ってきます。また、環境の変化や社会の状況は常に一様ではありません。それらの変化に合わせて柔軟に対応する必要があります。
自治体と企業の一体化が必要
施設整備や環境作りを自治体だけで行うには限界があります。それぞれの課題に対応するには自治体だけでなく団体や企業など地域全体が一体となって取り組まなければいけません。お互いに協力し合って有機的な関係を作り出すことで魅力的な地域へとなっていくはずです。
記事ピックアップ
場所を選ばないジョギング【更新記事あり2023/05】
ジョギングは特に道具や場所を必要としないスポーツなので誰でも気軽に始めることができます。長い距離を走るとなると続けていくのが難しくなりますが、自分のペースでゆっくりと走ったり歩いたりすることを繰り返すだけでも効果はあるので、無理せずマイペースに行いましょう。モチベーションを持続するためにも練習日記はつけておくといいでしょう。文字にすることで達成感を味わったり再認識したりすることができます。
スポーツによる地域の活性化
スポーツは心身を健康的にするだけでなく、観光客の誘致や雇用の促進など地域の活性化にも大きく影響を与えます。仙台市を拠点とする東北楽天ゴールデンイーグルスでは選手と地域の人々との交流を通じて競技人口の増加や青少年の育成を目指しています。一方琉球ゴールデンキングスは競技人口の増加だけでなく、新たな雇用を生み出し経済にも大きな影響を与えています。
スポーツ振興計画~東日本編~
スポーツを通じて地域を活性化させている自治体は少なくありませんが、その中から首都圏の世田谷区と地方都市の青森市の取り組みを見てみましょう。世田谷区も青森市もその地に住む人全員が生涯スポーツを楽しむことが出来る社会を目指しています。世田谷区と青森市の物件も一緒に紹介しているので、スポーツを日常生活に取り入れたい人はぜひ参考にしてみてください。