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当サイト「スポーツとまちづくり」ではスポーツによって得られる健康効果や地域を活性化させる理由を紹介しています。 当サイトに関するご質問やご不明な点は【こちらまで】お願いいたします。
スポーツによる地域の活性化
スポーツを行うことで得られるのは健康効果やダイエット効果だけではありません。スポーツには人と人をつなぐ役割があるため地域の活性化にも大きな効果をもたらします。
スポーツが地域を活性化させる理由
スポーツはオリンピックに出場するようなプロレベルと部活や社会人サークルなどの競技レベル、年齢に関係なく生涯スポーツを楽しむレベル、と3段階に分けることができます。この3つが上手くかみ合うことによって地域の活性化へとつながっていくわけですが、スポーツの競技人口が増えることは地域にとっても様々なメリットがあります。
プロレベルや競技レベルの場合、公式的な大会や試合に参加する機会が多くなりますが大会や試合には参加する選手だけでなく応援や観戦などたくさんの人が訪れます。その中には地元以外の人も数多くいるため、観光客の誘致へもつながることでしょう。また、大会や試合を行うということは試合会場や観客席、練習場といった環境整備も必要になってきますし、競技に使う道具も購入する機会が増えるため経済効果をもたらします。さらにはスポーツ自体に対する関心も高まり、健康促進にも大きく影響します。
2011年にはスポーツと地域の活性化について、スポーツ経営人材の育成や他産業と融合・拡大し、成長産業として推進していくことを目的としたスポーツ庁も創設されました。
東北楽天ゴールデンイーグルスによるスポーツの振興活動
実際に地域活性化に向けた活動の実例をみてみましょう。
仙台市に拠点を置くプロ野球チーム、東北楽天ゴールデンイーグルスが取り組んでいるのは「東北ろっけん活動」と言われる地域活性化活動です。本拠地がある仙台市周辺だけでなく、東北全体から応援されるチームとなるためにスポーツの振興や青少年の育成に力を入れています。
具体的には、選手やコーチによる野球教室や地域の幼稚園への訪問、スタッフによる講演会、お祭りへの参加など地域の人々と選手の距離を縮めることを目的として活動しています。この姿勢は球団の理念としても掲げられており、実際にこの活動を行う部署の求人もあることから球団が力を入れている活動であることが分かります。
琉球ゴールデンキングスによる経済効果
琉球ゴールデンキングスは沖縄に拠点を置いているプロバスケチームですが、東北楽天ゴールデンイーグルス同様、地域密着や沖縄の活性化を活動理念に掲げています。
琉球ゴールデンキングスの場合は経済の動きによって地域に活性化をもたらしました。それはプロリーグに参戦した年は7億4000万円、初めてリーグ優勝した年は16億2500万円、2度目に優勝した年は25億3500万円といった数字からもよく分かります。この数字の中には選手や観客の宿泊費や交通費、飲食費やグッズの売り上げ代といったものが含まれていますがそれだけではありません。それらを提供するためのサービスや食材などにも関係してくるため、求人や新しい働き方など雇用促進にも大きな影響を与えました。こうした経済の動きは新たな市場の開拓や拡大にもつながり、スポーツを通じた地域の活性化の成功例として注目を浴びています。
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スポーツによる地域の活性化
スポーツは心身を健康的にするだけでなく、観光客の誘致や雇用の促進など地域の活性化にも大きく影響を与えます。仙台市を拠点とする東北楽天ゴールデンイーグルスでは選手と地域の人々との交流を通じて競技人口の増加や青少年の育成を目指しています。一方琉球ゴールデンキングスは競技人口の増加だけでなく、新たな雇用を生み出し経済にも大きな影響を与えています。
スポーツ振興計画~東日本編~
スポーツを通じて地域を活性化させている自治体は少なくありませんが、その中から首都圏の世田谷区と地方都市の青森市の取り組みを見てみましょう。世田谷区も青森市もその地に住む人全員が生涯スポーツを楽しむことが出来る社会を目指しています。世田谷区と青森市の物件も一緒に紹介しているので、スポーツを日常生活に取り入れたい人はぜひ参考にしてみてください。